不登校の息子と親父

不登校の息子と向き合ってきた親の記録

不登校の子供にかけた一言

投稿日:2017年12月17日 更新日:

【よみがえる一言】

僕が 学校へ行かないで
部屋に閉じこもり
目に映る 紐という紐が
来る日も 来る日も
太くなり

僕の存在が薄れようと
していたとき
お父さんの あの一言で
薄れ行く存在から
蘇る事ができた

お前の辛い気持ち
分かって
けらんにぇくて
ごめんな

その日から
僕は お父さんを
殴らなくなった

1999・1

 

-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

堅雪 渡り

【堅雪 渡り】 かた雪キラキラ 歩けばギュッキュ まぶしくて まぶたを閉じれば 目に浮かぶ マントや綿入れ姿の かた雪渡り かた雪キラキラ 歩けばギュッキュ いつもは行けない 田や畑 みんなで遊んだ …

不登校の苦悩と父への感謝

不登校 夜に出かけるのにも訳がある 【コンビニ通い】 お父さん お父さん コンビニさ行くぞ 二月の真夜中 二時ころ 揺り起こされた 息子にとって 今が 昼の日中(ひなか) 雪が積もれば 五時起床の親父 …

二人の偉人

きよしこの夜 はるかむかし ベツレヘムの馬小屋に 小さな明かりが灯った 明かりは 民衆が待ち焦がれた 希望のともし火 明かりは 世の光であり 心の闇路を照らす 光となった その光は 二千年を隔てた 今 …

息子の辛さ 親の辛さ

息子の気持ちに寄り添う 【父の勇気】 息子と久しぶりに いっしょに風呂に入った 息子は うつむいたまま 背中を向けている 湯水を そっと 肩にかけながら 勇気を出して声をかけた 毎日 つらいべぇ お父 …

存在価値を問う不登校の子供

        Contents1 不登校の子供が自分の存在を蘇らせたひと言2 不登校の子供の立場に立って考える   不登校の子供が自分の存在を蘇らせ …

きんぺい

昭和22年生まれの70歳だよ。

猫が大好きで、詩を書いたりしてます。